その他メンテナンスマメ知識

クルマの部品は消耗品と考えると

ものを使えば必ず消耗し、傷んできます。クルマを構成している消耗パーツも時期を過ぎたら交換、メンテナンスして元の状態に戻さなければなりません。
簡単な補修や修理はプロに任せないで、自分でできるものは自分で行う。そして、プロに任せなければならないものはしっかりとみてもらうことで、クルマは快適に使うことができます。

クルマのパーツには定期的に交換するものが多い

クルマ好きな方には、簡単なメンテナンスやパーツの交換は自分でしたいと考えている方が多くいるうえ、実行している方もたくさんいます。そして、定期的に交換するパーツが多いのもクルマの特徴。エアーフィルターの交換などは、プロの手を煩わせずに容易にできるのも事実です。愛車がつねに快調でいるために、パーツの定期的な交換にチャレンジしてみましょう。手始めはエアーフィルターの交換など簡単なものから行い、徐々に難しいものへ手を広げていく……。クルマに対する見方が、必ず変わってきます。

メンテナンスケミカル用品

油汚れを落とす、サビで回らないナットを回す

クルマは熱と油のなかで機能しています。そのため、思っている以上に汚れています。 そして金属の塊。錆や汚れでナットなどは固着し、回らないものと思ってメンテナンスしなければなりません。
そんなときに役立つのがメンテナンス用ケミカル用品です。簡単にナットが回るようにしてくれたり、容易に油汚れを落としてくれます。

用途に合わせ、様々な種類がある

エンジンルームの油汚れをキレイにするクリーナー、ドアなどの開閉をスムーズにす るグリース、金属パーツの錆を防ぐ防錆剤など、用途に合わせたたくさんの種類があ ります。 メンテナンスケミカル用品を上手く使い、愛車をしっかりお手入れしましょう。

エアフィルター

燃費に影響、キレイな空気でいつも快調

エンジンはたくさんの空気を吸って、ガソリンを燃やしています。エアフィルターが汚れて空気の吸い込みが悪いと、加速が悪くなり燃費にも影響してきます。

エアフィルターの汚れは、燃料の不完全燃焼の原因になって、環境にも悪影響を与えるばかりでなく、クルマにも良いことはありません。走るごとにゴミやチリがたまりつづけると考えたら、定期的なチェックが必要な用品です。

定期的な交換が原則

クルマのエアフィルターは、家庭のエアコンのフィルターのように汚れたら洗ってキレイにすることができません。走っている環境によって汚れ方もまちまち。使用期間、走行距離によって定期的な交換が、クルマのためにも必要です。

エアフィルターのチェックは簡単にできますので、こまめにチェックし、黒く汚れていたら交換することを習慣づけましょう。

スパークプラグ

小さいけれど、大きな働き

1分間に何千回も着火・爆発させるプラグ。爆発の度に高温と大きな圧力にさらされながら頑張っています。小さな身体で過酷な状況にいながら大きな仕事をしています。

プラグも時間経過とともに、着火させる部分が劣化してくる。正常に爆発するための火花が飛ばなくなってきて、加速や燃費に影響を与えてきますので、定期的な交換が必要な用品です。

新素材合金で性能も寿命もアップ

プラグの性能は、電極に使われている材質によって大きく違ってきます。一般的に使われている素材は主に白金。優れた素材ですが、高性能プラグはさらに優れた新素材の合金が使われています。

非常に過酷な環境で働いているだけに、その働きの差も歴然。耐高温、高強度、高硬度などの特徴を持ち、プラグの電極として理想的な働きをします。さらに、プラグコードも電導能力の高いものに変えると、さらにパワーアップします。

保安用品/ヒューズ

イザという時に備えて、用意したいもの

クルマはいつトラブルを起こすかわかりません。もし、「高速道路でパンク・・」などのトラブルが起きた時に、その時に慌てても後の祭り。トラブルになった時に他車に迷惑をかけないように、また冷静に対処できるように保安用品をきちんと準備しておきましょう。いざという時に、また一時的に急場をしのぐのに役立ちます。

過電流から電気回路を守る重要な部品

電気回路を保護するヒューズ。クルマは、多くの電気回路をもっていて、それぞれの回路を守るために多くのヒューズが装備されています。

ヒューズがたびたび切れるということは、電気回路が故障していることや、危ないということを知らせていることで、原因を追求しなければなりません。

ラジエーター関連用品

怖いのはオーバーヒート

走行中クルマのエンジンは非常に高温になります。エンジンを一定の温度に保っているのがラジエーターや冷却液で構成された冷却装置。正常に働いていないと、オーバーヒートになって、最後には焼きつきを起こして走行不能になり、修理に多くの費用と時間を費やす結果となることがあります。

長期間冷却液を変えずにそのまま使っていたり、不足しているとオーバーヒートが起こりやすくなりますので、定期的なチェックが必要です。

密閉されているが、使うと汚れてくる

ラジエーターやエンジン内を循環している冷却液は、密閉されていて汚れないように思うでしょうが、やはり汚れてきます。汚れていると、ラジエーターが目詰まりしてオーバーヒートを起こしやすくなります。さらに冷却液が減ることもオーバーヒートの原因。冷却液は自然に減ってもいきます。リザーバータンクをチェックし指定の量に保っておく必要があります。減りが早ければ、ホースなどから漏れていないかチェックすることも忘れないように。

定期的な冷却液やラジエーターキャップの交換と走行中の水温計のチェックが、オーバーヒートを起こさないポイントです。

工具類/配線類

簡単なメンテナンスは自分でしよう

クルマは意外にメンテナンスする箇所が多いもの。 そして、やりがいがのあるもので、ちょっとした工具を揃え、方法を覚えれば、ノウハウもスキルも増してきて、休日の趣味に最適で楽しいものです。自分でメンテナンスをすれば愛車への愛着感もわいてきて、さらに素晴らしいクルマに仕上げるという励みにもなってきます。きちんと整備され、クルマはいつも快調。整備に余分な出費をともなわず楽しいと、まさに一石二鳥のメンテナンスです。

工具を揃えて、できることから始める

教習所でも習ったタイヤの交換。このとき車載のジャッキやレンチを使うよりも、市販のジャッキやクロスレンチを使うと、作業のしやすさとスピードが全然違うことがわかります。これはネジを締めるドライバーやボルトを絞めるスパナなどにもあてはまること。市販のドライバーに、狭い場所でも使えるソケットにラチェットハンドルを最低限揃えれば万全です。

そしてカーオーディオの交換をするつもりなら、電装用の工具も必要。揃えて種類が増えていくと工具を見るだけでも楽しくなってきます。

金具類

DIYの必需品!

ボルトやナット、ネジなどクルマには多くの金具類が使われています。また、オーディオやホーンなどの電装品を取り付ける際にも使用することが多く、車のDIYの必需品と言えます。
“金具” を上手く使いこなし、メンテナンスや電装品など様々なパーツ取り付けを行いましょう!

その他メンテナンス関連用品

こんなものまである、目的に合わせて用意する

ひとつのメンテナンスのために、ひとつの用品があるといっても過言ではないのがメンテナンス用品です。これはどこに使うものなのか、ひと目では分からない面白いものがあるのも事実です。

たとえば、エアコンのフィルターなど、目のつかないところに定期的なチェックの必要なものが隠されています。クルマのなかは家庭と比べて狭いうえに、土埃や衣服の綿埃などが多く、思った以上に汚れているもの。エアコンのニオイが気になってきたなと思ったら交換する必要があるかもしれないのでチェックしましょう。

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